並行輸入中古、そのワケはTDV6
ハンドルネームにもなっている私の車ディスカバリー3は
BMWがランドローバー社を売却後、フォード傘下開発の
クルマです。実はBMW傘下より壊れにくくなっています。
お色はボナティ・グレーという名前。要はガンメタですね。
気取った所が実に英国車らしいところです。
ゴツゴツカクカク無骨ですが。
サイドはこんな感じ。つるんとしています。
そして外観は暗めですが、中は明るいんです。
各座席の上にガラスルーフ。つまり三列目のシートが
内蔵されています。7人乗り。
カーナビも付けました。この年式のクルマはDVDカーナビしか
つかず、大変でした。型落ち中古ですがフルセグメモリナビ。
見てわかると思いますが、メーターはマイル表示。つまり、
このボナティ号、並行輸入の中古車です。更に走行およそ
9万キロ。「なんでそんなものを」とお思いでしょうが、
次がそのワケ。
そうなのです。ボナティ号は珍しいマニュアル車なのです。
現行ディスカバリー4は本国でもマニュアル仕様が存在せず、
少々走行距離がいっていても構わないとこれにしました。
実用無視の単なる趣味です。そしてもう一つの理由が。
TDV6、お分かりの方はなかなかの好き者。フォード製
2.7リッターのターボディーゼルエンジンです。
アイドリングは賑やかにガラゴロ言いますが、昔のような
キンキンした金属っぽい音はなく、速度を上げると
驚くほど静かです。120km/hでも回転は2000程度。
わざわざ多走行のマニュアル車にしたのは、この
クリーンディーゼルエンジンが最大の目当てなのです。
道具「っぽさ」が魅力です。
過去のバイク達
実はバイクも25年ほど乗っていますので、このうち
大型車を紹介してみます。ちなみにぜーんぶ中古。
「売ってはそれを原資に買い」を繰り返してきました。
まず最初に乗ったのが
エンジンを載せた市販車です。80年代終わりから90年代に
かけてはパリ・ダカールラリーが日本でも人気で、
当時王様だったホンダのアフリカツインと双璧をなす
デュアルパーパスでした。Vツインのアフリカに対し、
こちらは並列二気筒。いわゆるパラツイン。
この後開発を模索する中でヤマハが生み出したのが
トラクションがよくかかる270度クランクで、
これによってパリダカで一時無敵を誇りました。
今はトライアンフのスクランブラーや、新型のアフリカが
これと同じ270度クランクを採用していますね。特に王者
アフリカがVツインをやめ、スーパーテネレを真似したのは
元乗り手としては感慨深いものがあります。ちなみに
XTZ750は270度クランクではなく、360度クランクですが。
アフリカより早いですが、ハーレーのようにステップが
右側だけオフセットしていた変わったバイクです。
もちろん中古で購入。長くなりましたが次。
はぢめてのびーえむ。BMWR100GS。
シリンダーが真横に張り出した水平対向エンジン。
ボクサーとも言われますね。車ではポルシェやスバルが
採用してます。その昔これ見たときは「なんとまあ
不恰好なんだろう」って思いましたが、不思議と惹かれ、
浜松の動研さんでもちろん中古を購入。
XTZに比べるとあまりに楽。しかも整備がしやすいの何の。
タンクでもプラグでも簡単に外れます。リアホイールも
片持ちなのでボルト4本外せば、ぽろっと取れます。
相当気に入っていましたが、北海道の林道で爆走中転倒。
車体が縦回転(!)し、フロントがくしゃくしゃに。
死ななかったのはこのマシンが守ってくれたと、今も
感謝しています。とにかく素晴らしいマシンでした。
次もBMW、R1150GS。
一時は水平対向エンジンから撤退しようとした
BMWでしたが、新型エンジンを開発。その二代目GSがこの
R1150GSです。とんでもなく重くなり、オフロードなんて
考えられませんでしたが、さすがBMW。注意すれば相当
走れ、これで前に大転倒した北海道の林道を走りぬいて
100GSの仇討ちを果たし、ガレ場なども走り回りました。
現行の水冷R1200GSも素晴らしいバイクですが、正直
これの方が静かで疲れないと断言できます。
でもモノ好きな私は別の方向へ。
出ましたハーレー。しかも不人気ですぐに廃盤となった
FXDX。
これも良いバイクでした。ハーレーのふんぞり返った
低い姿勢が自分としては好きではありませんでしたが、
これは前後のサスが普通より長く、車高が高いのが
自分としては気に入っていました。コーナーでも
かなり倒せます。何より乗っている人も少ないのがイイ。
ハンドルやエア周りを変え、エンジンをカムチェーンから
ギアドライブに改造(してもらい)、マフラーもチタンに。
この辺りからチタン病が始まりました。
しかしあまりの振動と音に次第に辟易としていきます…。
そして。
また振り切ったー!今度はオーストリアはKTM社の
990アドベンチャー。別名「唐傘おばけ」。
これ本当にすごいマシンでした。中身はほぼ完全に
レース用マシンを市販したと言ってイイほどです。
全体の8割程度がワークスマシンと共通。何せKTMの社是は
”ready to race”ですよ。とんでもなく早く、凄みを与える
オレンジの車体もかっこよかったです。結構ダルなBMWで
オフを走れる気になっていた私は、数回死にかけました。
あっという間にスピードに乗るのにフロントホイールが
21インチなのでコーナーで膨らみ、対向車線へオーバーラン
したことも何度か。何せ下手ですから。ビッグオフでは
最高性能の市販車でしょうが、ドゥカティみたく、
急かされる感じが合わず、まもなく降りました。
そして次が。
また戻ってきました。水平対向エンジン。
BMW1200GS(08年モデル)。
やっぱりちょっといい加減に乗ってもお任せできる感じが
いいんですねー。「何でも適当に」。そのあたり、
こだわりのあるカワサキ乗りの志向とは真逆な私です。
これもいいバイクです。1200CCエンジンになって2代目の
GS。マイナーチェンジにより、乗りやすくなりました。
GSチャレンジとか出ましたねー。先に発症したチタン病が
進行し、フルエキパイのチタンマフラー、フロントの
アクスルシャフトやリアのホイールボルトもチタンに交換、
ブースタープラグなどもつけて喜んでいました。
よかったですよー。
何で乗り換えたんだろう。
その理由がこちら
R1200GS(10年モデル)
はい。病気ですね。
前の車体から乗せ変えるなどしてこちらもチタン満艦飾。
明らかに乗りやすくなったDOHCエンジンで、
これがフラットツイン最高の車両ではと今も思っています。
GS30周年記念モデル。
どうしてもというお声をいただき、ドナドナいたしました。
色々乗っておりますが、基本はビッグオフが好きな私です。
現在の車両はまたの機会に。
突然ですが昔の自転車です
自転車も好きです。
と言ってもゴリゴリ走って心肺鍛えるのではありません。
機械として、物としての美しさに魅了されます。
フレームの形状、前後のギア、ディレーラーなどの形が
いーんです。
以前持っていたバイクをご紹介します。
まずこれ クラインQ-PRO CARBON TEAM
一旦ダメになったクラインがトレックと組んで開発した
新アルミ素材z9000てのが売りでした。グイグイ走る
いいマシンです。内臓ケーブル、塗装の超美しさは
ゲイリー・クラインオリジナルの
良さですね。
次がそのゲイリー・クラインのオリジナル、
泣く子も黙るクライン・アドロイト。
未だにこれ以上美しいフレームは思い浮かびません。
マジで超極太フレーム!ステムとハンドルが一体化された
ミッションコントロール1、フルXTR。
かなりの剛性と軽量です。漕げば漕ぐほど進みますが
衝撃を吸収する部分が殆どなく、正直疲れます。
この下位グレードのアティチュードもいいバイクでしたが、
このアドロイトは更に極太でアルミフレームをボロンで
補強するという凝った構造。当時定価だと80万円くらい
したとか。日本国内では数台しか売れなかったのでは。
自分はもちろん中古で手に入れましたが、実際塗装も
とんでもなく凝った美しいものでした。
形だけでいいのでそのまま復刻すればと思います。
そういう昔のデザインで良いものっていっぱいありますが
絶対出さないんですよね。作り手のプライドというか
「オリジナルを自分で」という矜持のようなものが
あるのでしょう。
単なる消費者の自分としては欲しいデザインなら
その辺どっちでも良いんですけどね。
そしてちょい変わりダネ ケストレルEMS500
シートチューブのないフルカーボン製のひし形フレームで
衝撃吸収性を高めています。しかもホイールは26インチ。
こぎ出しも軽く、トライアスロン用マシンですね。
まあトライアスロン、やったことありませんけど。
ミニベロも好きです。2台。
まずバイクフライデー・ポケットロケットプロ。
身長や足の長さ、リーチなどを採寸してセミオーダーで
作ってもらうアメリカ・オレゴン製の折りたたみミニベロ。
ハンドルポストとステムが一体化したのが特徴。
複雑な折りたたみ方式もよく考えられていました。
15年くらい前で、折りたたみミニベロはBD-1かブロンプトン
くらいしかありませんでしたが、これは東京に2軒ほどしか
注文できるショップがありませんでした。
ケチな私はそこであえてアメリカの本社へオーダー。
値段も安く、FEDEXで送られてきました。
もう一度欲しいくらいの逸品です。
そしてクワハラ・ガープ。2003年ごろ発表と同時に購入。
ちょっと重く、フロントとリアのサスも気になったので
ロックショックスSIDなどに交換。ハンドルやステムも
軽量なものに。リアディレーラーはPAULに。気に入って
しばらく乗っていましたが、
バイクフライデーほどではなかったです。
いや自転車って本当に美しいですねー。
また今度現在のバイクをご紹介します。
スントの時計、買っちゃいました
先日、時計を買いました。
これです。
スントのトラバース・アルファという品。
一応スマートウォッチに分類されるんでしょうが、よく
わかりません。見た感じに惚れ込み、ポチりました。
と言っても普通に買うと7万円ほどしますので、
いつも使っているeBayで。送料入れて4万円ほど。
こういう時は円高有難いですね。
色はfoliage(フォリッジ)。ミリタリーグリーンです。
ステルスブラックってのもありますがコッチのが
自分ではかっちょいいですね。
日本語に設定して
これ、充電及びデータ転送用ケーブルです。
こんな感じで噛ませて充電
時刻設定もGPS経由で手間いらず。でも何故か数秒ずれます。
電波時計の様にはいかない様です。
全体としては軽くベルトの風合いも布っぽくなく良し。
ガラスはサファイアクリスタルだし。あと、銃を撃った
衝撃を位置情報として記録し、地図上に表示できる
トンデモ機能が付いています。
日本ではまず使わないですね。私ももちろん使いません。
サバゲーにも全く興味ありませんし。
なかなかいい時計で満足ですー
今の車です。
ご紹介させて頂いた通り、現在乗っている車は英国生まれ
ランドローバー社のディスカバリー3です。
できると用済みって感じで(笑)フォードに売り飛ばされ
(ちなみにご存知の通りBMWはMINIブランドだけ欲しくて
自分たちでガメましたね)、フォードが傾くと今度は
インドのタタ社に売り飛ばされて今に至る典型的な英国
自動車メーカーです。よくレンジローバーを社名と
思われる方がいらっしゃいますが、これはクラウンと同じ
車名です。ランドローバー社のレンジローバー、その廉価版
のディスカバリーです。
これです。
横から見ると
曲線のほとんど無いサイコロみたいな車体ですが、これが
なかなか見慣れると気に入るものです。オフロード性能では
かなりの実力です。車重は2.6トン近くもあり、
おいそれとはオフに持ち込めませんが…。
昔のランクル80くらいまであった「道具っぽさ」は
兄貴分のレンジよりも色濃く、そこがお気に入りです。
まあ道具として使う用事も腕もありませんが。
後ろから見てもサイコロですね。