過去のバイク達
実はバイクも25年ほど乗っていますので、このうち
大型車を紹介してみます。ちなみにぜーんぶ中古。
「売ってはそれを原資に買い」を繰り返してきました。
まず最初に乗ったのが
エンジンを載せた市販車です。80年代終わりから90年代に
かけてはパリ・ダカールラリーが日本でも人気で、
当時王様だったホンダのアフリカツインと双璧をなす
デュアルパーパスでした。Vツインのアフリカに対し、
こちらは並列二気筒。いわゆるパラツイン。
この後開発を模索する中でヤマハが生み出したのが
トラクションがよくかかる270度クランクで、
これによってパリダカで一時無敵を誇りました。
今はトライアンフのスクランブラーや、新型のアフリカが
これと同じ270度クランクを採用していますね。特に王者
アフリカがVツインをやめ、スーパーテネレを真似したのは
元乗り手としては感慨深いものがあります。ちなみに
XTZ750は270度クランクではなく、360度クランクですが。
アフリカより早いですが、ハーレーのようにステップが
右側だけオフセットしていた変わったバイクです。
もちろん中古で購入。長くなりましたが次。
はぢめてのびーえむ。BMWR100GS。
シリンダーが真横に張り出した水平対向エンジン。
ボクサーとも言われますね。車ではポルシェやスバルが
採用してます。その昔これ見たときは「なんとまあ
不恰好なんだろう」って思いましたが、不思議と惹かれ、
浜松の動研さんでもちろん中古を購入。
XTZに比べるとあまりに楽。しかも整備がしやすいの何の。
タンクでもプラグでも簡単に外れます。リアホイールも
片持ちなのでボルト4本外せば、ぽろっと取れます。
相当気に入っていましたが、北海道の林道で爆走中転倒。
車体が縦回転(!)し、フロントがくしゃくしゃに。
死ななかったのはこのマシンが守ってくれたと、今も
感謝しています。とにかく素晴らしいマシンでした。
次もBMW、R1150GS。
一時は水平対向エンジンから撤退しようとした
BMWでしたが、新型エンジンを開発。その二代目GSがこの
R1150GSです。とんでもなく重くなり、オフロードなんて
考えられませんでしたが、さすがBMW。注意すれば相当
走れ、これで前に大転倒した北海道の林道を走りぬいて
100GSの仇討ちを果たし、ガレ場なども走り回りました。
現行の水冷R1200GSも素晴らしいバイクですが、正直
これの方が静かで疲れないと断言できます。
でもモノ好きな私は別の方向へ。
出ましたハーレー。しかも不人気ですぐに廃盤となった
FXDX。
これも良いバイクでした。ハーレーのふんぞり返った
低い姿勢が自分としては好きではありませんでしたが、
これは前後のサスが普通より長く、車高が高いのが
自分としては気に入っていました。コーナーでも
かなり倒せます。何より乗っている人も少ないのがイイ。
ハンドルやエア周りを変え、エンジンをカムチェーンから
ギアドライブに改造(してもらい)、マフラーもチタンに。
この辺りからチタン病が始まりました。
しかしあまりの振動と音に次第に辟易としていきます…。
そして。
また振り切ったー!今度はオーストリアはKTM社の
990アドベンチャー。別名「唐傘おばけ」。
これ本当にすごいマシンでした。中身はほぼ完全に
レース用マシンを市販したと言ってイイほどです。
全体の8割程度がワークスマシンと共通。何せKTMの社是は
”ready to race”ですよ。とんでもなく早く、凄みを与える
オレンジの車体もかっこよかったです。結構ダルなBMWで
オフを走れる気になっていた私は、数回死にかけました。
あっという間にスピードに乗るのにフロントホイールが
21インチなのでコーナーで膨らみ、対向車線へオーバーラン
したことも何度か。何せ下手ですから。ビッグオフでは
最高性能の市販車でしょうが、ドゥカティみたく、
急かされる感じが合わず、まもなく降りました。
そして次が。
また戻ってきました。水平対向エンジン。
BMW1200GS(08年モデル)。
やっぱりちょっといい加減に乗ってもお任せできる感じが
いいんですねー。「何でも適当に」。そのあたり、
こだわりのあるカワサキ乗りの志向とは真逆な私です。
これもいいバイクです。1200CCエンジンになって2代目の
GS。マイナーチェンジにより、乗りやすくなりました。
GSチャレンジとか出ましたねー。先に発症したチタン病が
進行し、フルエキパイのチタンマフラー、フロントの
アクスルシャフトやリアのホイールボルトもチタンに交換、
ブースタープラグなどもつけて喜んでいました。
よかったですよー。
何で乗り換えたんだろう。
その理由がこちら
R1200GS(10年モデル)
はい。病気ですね。
前の車体から乗せ変えるなどしてこちらもチタン満艦飾。
明らかに乗りやすくなったDOHCエンジンで、
これがフラットツイン最高の車両ではと今も思っています。
GS30周年記念モデル。
どうしてもというお声をいただき、ドナドナいたしました。
色々乗っておりますが、基本はビッグオフが好きな私です。
現在の車両はまたの機会に。